三年後の稽古

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【安藤百福】“明確な目標をさだめた後は執念だ。ひらめきも執念から生まれる”【名言】

本日は「明確な目標をさだめた後は執念だ。ひらめきも執念から生まれるby安藤百福でございます。

 

何か事をなすにはひらめきが必要。そう思う人も多いのではないでしょうか。

でも実際は違います。

 

ひとつ明確な目標を定め、執念を持って邁進することでアイデアやひらめきが生まれるのだ

これが安藤百福氏の言葉の意味です。

 

ひらめきがあったから、何かを始めるのではない。すべきことに対して執念をもって取り組むからこそひらめきが生まれる。

しかし現代人にとって執念という言葉はあまり好まれていないだろう。

 

やる気や頑張りと執念は違う。執念とは何としてでも、命に代えてもという意味である。

 

執念が生まれるのは目標の有無による。

目標がないと執念も生まれない。目標達成に対して一つ一つのステップを乗り越えるのに工夫が必要になってくる。その工夫を生み出すのが執念だ。

 

絶対に成し遂げなければならないという明確な目標を自分に課し、そのためにはどうすればいいかと昼夜考え続け、そこで初めてひらめきが生まれるのだ。

 

必要に迫られなければ、人は本当にはアイデアを生み出さないのである。

 

日清食品の創業者である安藤百福氏は、1958年にチキンラーメンを開発した。さらに1971年には世界初のカップ麺、カップヌードルを開発。世界の食文化に革命を起こした。

 

もし安藤百福氏が、自分の暮らしの安泰を求めていたならば、チキンラーメンを開発したところで終わっていただろう。だが彼には、「すべての人に十分な食料を行き渡らせたい」という大きな目標があった。

 

第二次世界大戦後の食糧難に瀕し、みんなに食料が行き渡れば、世界はきっと平和になるだろうと思ったのが、そのきっかけだったという。

いまやインスタントラーメンは世界中で年間1000億食が消費されているという。彼の目標や執念は、世界の食文化を大きく変えたのだった。

 

96歳で死去した時、ニューヨークタイムズ安藤百福氏を大きく紹介し、「ミスターヌードルに感謝という社説を載せその死を悼んだ。