三年後の稽古

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【山中伸弥】“失敗に見えることが、実は素晴らしいことの始まりかもしれない”【名言】

本日は「失敗に見えることが、実は素晴らしいことの始まりかもしれないby山中伸弥でございます。

 

山中伸弥さんは世界で初めてヒトiPS細胞を確立し、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 

山中教授の研究室では実際にiPS細胞を作るための遺伝子を全部チェックしています。その中から残った20数種類の遺伝子で、どれが可能性があるのか研究室の若手研究者が一個ずつ試していきました。

 

しかし、いくつ試しても全然上手く行かない。するとその若手研究者は、「最後にやってみるか」と遺伝子全部を混ぜてしまったものを、試験していた細胞に導入しました。

 

するとあっさり、求めていた幹細胞になってしまったといいます。

つまりそれは、研究室全体に失敗を恐れないチャレンジ精神があり、その精神がノーベル賞という偉業への道を切り開いたのです。

 

明王と言われたエジソンも、白熱電球において長時間使用できるフィラメントの開発に、6000種類の材料を検証・失敗している。

 

だがエジソンは「この材料ではダメだということがわかった」と解釈し、失敗ではなく前進と捉えています。一つ一つ丁寧に可能性をつぶしていき、フィラメントの素材には日本の竹が適していることを発見します。

 

日本の科学者を取り巻く環境は、お世辞にも良いとは言えません。事業仕分けで予算が減り、政治家などからの理解がなくリスペクトされず、欧米に比べチャレンジしにくい。

若手が夢を持てない環境があります。

 

また、日本人は失敗を恐れる気質があります。挑戦する気持ち、失敗を恐れない精神、挑戦に対する賞賛が足りません。

 

「失敗の数」だけ、成功に近づきます。「道」はチャレンジすることで拓けていきます。